1日8000歩と筋トレを習慣に 高齢者の寝たきり予防

1日8000歩と筋トレを習慣に 高齢者の寝たきり予防

 日に日に寒くなる季節を迎え、ふだん体をあまり動かさない人はますます運動不足になりそう。だが寝たきり予防など高齢者の健康維持には「歩行」と「筋力トレーニング」の両方のセットが大切という。歩くのは少しずつの累積でも意味があるので、まずは取り組むことが重要だ。国の支援で効果などの社会実証事業も始まった。

 

 「高齢者がいつまでも元気に健康を維持するには、脳と動脈と筋肉をどう若返らせるかがキーポイントだ。それに必要なのが有酸素運動と筋トレだ」と筑波大学の久野譜也教授は指摘する。有酸素運動とはウオーキングやジョギングなど比較的時間を継続してできる運動のことだ。

 

 日本人の高齢者が寝たきりになる原因は認知症、脳卒中、転倒・骨折の3つが大きな比率を占めている。久野教授が言及した脳は認知症にかかわる。動脈硬化などは脳卒中につながり、筋肉が衰えれば転倒して骨折する恐れも高まる。これらを改善できれば、寝たきり予防にも役立つと期待できるわけだ。

 

 有酸素運動は血管の健康にとって重要で、筋トレはもちろん筋力の維持につながる。脳と認知症に関しては運動でアルツハイマー病が治るという意味ではないが、一部の軽度認知症では有酸素運動と筋トレの組み合わせが予防に有効という研究報告も世界的に出てきているという。

 

 日ごろ何もしていない高齢者にとって手軽な有酸素運動は歩くことだろう。目標はまず1日に合計で8000歩だ。これは一度にまとめてでなくても、細切れに分けてでもよいという。

 

続きはこちらへ 日本経済新聞 健康づくり [ 出典 ] 日本経済新聞 2014年4月5日